糖尿病専門外来-1型糖尿病|さつき内科クリニック-比企郡小川町の内科・糖尿病内科

医療法人三幸会 さつき内科クリニック
内科・糖尿病・甲状腺・生活習慣病
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1型糖尿病

1型糖尿病の治療は特に専門性が高く、当院では専門の医師およびメディカルスタッフが連携し患者さんのライフスタイルに合わせた治療法を患者さんご本人・ご家族と一緒になって考え提供します。
SAP療法やCGM/isCGMなどの最先端の医療機器を各種取り揃えております。

血糖を下げるホルモンであるインスリンは膵臓のβ細胞から分泌されます。
1型糖尿病は、このβ細胞が何らかの原因によって壊されてしまい、結果的にインスリン分泌が低下してしまう疾患です。

インスリン分泌の低下速度は様々で、高血糖症状(口渇、多飲、多尿、体重減少など)出現後、ケトーシスまたはケトアシドーシス(尿ケトン体陽性もしくは血中ケトン体陽性)に至るまでの時間で大きく3タイプに分類されます。

葉っぱアイコン1型糖尿病
3タイプ
葉っぱアイコン

劇症1型糖尿病

糖尿病症状発現1週間前後以内でケトーシスあるいはケトアシドーシスに陥ります。

随時血糖≧288mg/dL
かつHbA1c<8.7%、
空腹時血中Cペプチド<0.3ng/mL、
膵島関連自己抗体陰性
(ex:抗GAD抗体陰性)

糖尿病診断早期より継続してインスリン治療を必要とします。

急性発症1型糖尿病

高血糖症状の出現後、約3ヵ月以内にケトーシスあるいはケトアシドーシスに陥ります。

糖尿病診断早期より継続してインスリン治療を必要とします。

緩徐進行型1型糖尿病
(SPIDDM)

経過のどこかの時点で膵島関連自己抗体が陽性となります。

糖尿病の発症時、ケトーシスもしくはケトアシドーシスではなく、直ちには高血糖是正のためのインスリン療法が必要とならないこともあります。

上記3タイプの他、「免疫チェックポイント阻害薬」によるもの、「膵島関連自己抗体陰性」のもの、「2型糖尿病の期間が長期でインスリン分泌が低下してしまう」ものも1型糖尿病として治療することがあります。

リストマーク治療について

治療の基本としては不足したインスリンを注射により補います。

劇症1型糖尿病などの発症時やインスリン注射を中断してしまった場合は救急搬送されることが多く、入院が必要になることがほとんどです。

 

当院では、非常勤医師として埼玉医科大学内分泌糖尿病内科医師が2名在籍しており、入院から退院後の継続的な治療も連携し行っております。